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AV大国だと言っても過言ではない日本のアダルトビデオについて徹底解説!

AV大国と言っても過言ではない日本のアダル
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まずは以下にある2つのデータを見てもらいたい。

これは、世界最大のポルノムービーサイトである「Pornhub」が公開した、2019年と2021年のサイト内検索キーワードランキングだ。

Pornhub
引用:Gigazine
Pornhub-2021
引用:Gigazine

毎年のように検索キーワードでトップに君臨していた「Lesbian」だったが、ついに2019年、その座を日本に明け渡すことになった。

見ての通り1位が「Japanese」、2位は「Hentai」になっている。

2021年も順番が入れ替わったものの、1位が「Hentai」、2位が「Japanese」となり、日本のアダルトビデオが世界で1番人気のあるコンテンツだということが証明されたんだ。

世界的に日本経済の衰退、日本企業の停滞が叫ばれる中、日本のアダルトビデオだけは圧倒的なポジションを築き上げることに成功したってわけ。

残念ながら2020年のデータは、どこを探しても見当たらなかったんだけど、だいたいの予想はつくはず。

それでは、なぜ日本のアダルトビデオが、こんなにも世界中の人々に愛されているのか。

その理由をこれから解説していこう!!

日本のアダルトビデオ・AV女優について

まずは歴史から紐解いていくことにした。

アダルトビデオの歴史

1962年、日本初のピンク映画、『肉体市場』が登場

ピンク映画 肉体市場
引用:Amazon

1968年、日本の大手映画制作会社“東映”は、『徳川女系図』という作品で、ピンク映画の市場に参入、これに他の映画会社も追随する。

ピンク映画 徳川女系図
引用:Amazon

1981年、日本ビデオ映像から『ビニ本の女・秘奥覗き』と『OLワレメ白書・熟した秘園』が発売。

ビニ本の女・秘奥覗き
引用:ドンファンのAVブログ

当時は「ポルノビデオ」と呼称されていたが、これらの作品がアダルトビデオの第1号だと言われている。

ちょうどこの頃、一般家庭へのビデオデッキの普及率が10%を突破して、アダルトビデオの流通が急速に拡大。

さらに小型で軽量のビデオカメラが開発されたことで、大がかりな撮影がなくなり、新規参入の制作会社も増え、普及を後押しした。

同年11月、『愛染恭子の本番生撮り(淫欲のうずき)』が発売され、「本番」という言葉がタイトルに入ったことで男性ユーザーを刺激して、2万本を超える大ヒットを記録。

愛染恭子の本番生撮り 淫欲のうずき
引用:FANZA

1982年、『ドキュメント ザ・オナニー』シリーズ第一弾『主婦斉藤京子の場合』が8万本のセールスを記録し、アダルトビデオブームが起こる。

ドキュメント ザ・オナニー
引用:日本製のみの市

同年、アダルトビデオという造語を創出した小路谷監督は『女子高生素人生撮りシリーズ 美知子の恥じらいノート』や『SM体験 早見純子の場合』などの作品を多数ヒットさせ、ポルノビデオ市場は「ドキュメントもの」と呼ばれる作品が大半を占めるようになる。

この頃、自主規制機関の「日本ビデオ倫理協会」は、3分以上の連続した性交描写を許可しておらず、ハードコアの表現を規制していたので、男優と女優の性器にモザイク処理をしていない「裏ビデオ」がブームになった。

ビデオ史に残る伝説の裏ビデオ「洗濯屋ケンちゃん」や『サムライの娘』などの作品が流通したのもこの頃だ。

表ビデオ業界はそれまでのドキュメントものやソフトコアでは裏ビデオに対抗できないと危機感を募らせていたが、宇宙企画(AVメーカー)が発売した『ミス本番 裕美子19歳』は、業界に衝撃を与えることになった。

田所裕美子 ミス本番 裕美子19歳
引用:駿河屋

なぜなら、それまでの「表ビデオ」は、旬を過ぎたワンランク下のモデルしかいない、キワモノ(安直で出来が悪い)的な扱いだったからだ。

それが、ソフトヌードでも充分に通用するハイレベルなモデルが、ハードコアでいきなりデビューするという常識を覆した作品だったので、2万本を超える大セールスを記録した。

その後も『私を女優にして下さい。何でもやります、竹下ゆかり19歳」、『ミス本番 有希子めぐり逢い』などのヒットにより、女優の清潔感がセールスの上での重要な演出点であることが確立されていく。

要するに、本番の有無、モザイクの有無よりも女優の質にこだわった作品が売れるようになって、1984年末から1985年にかけ、「第一次美少女ブーム」が訪れたんだ。

私を女優にして下さい。何でもやります、竹下ゆかり19歳
引用:av-stream【Twitter】

ミス本番 有希子 20歳「…めぐり逢い」
引用:懐かしのAV女優達 妖艶な女神

渡瀬ミク・早川愛美・永井陽子などの人気モデルに加え、いわゆる本番(SEX)をしない小林ひとみ・麻生澪・秋元ともみなどの女優が誕生したのもこの頃。

そして、「美少女が本番行為をする」ということが発端となり、広く認知されていったアダルトビデオは「美少女」の要素のみが拡大していき、撮影時に本番行為をしない「擬似本番」が主流となっていく。

実際にペニスを陰部に挿入してリアルな感情を撮影する演出方法は衰退していくことになり、アダルトビデオで本当に挿入されているかのように演技をする人のことを “AV女優”と言い始めた。

要するに、ルックスやスタイルの良さにプラスして、演技力も兼ね備えていないと売れない時代へと突入していったんだ。

1980年代の日本のアダルトビデオの活況ぶりは目を見張るものがあった。

なぜなら大手チェーンや個人が入り乱れながらレンタルビデオ店が続々とOPENしていき、1984年には全国で2500店舗にまで急増していく。

この時期、登場した有名な監督に「村西とおる」がいた。

彼は、「AV界の帝王」とも呼ばれ、1985年に登場した黒木香による『SMぽいの好き』などで人気を集めることに成功する。

SMぽいの好き 黒木香
引用:FANZA

ちなみに、このビデオは友人宅で見せてもらったんだけど、衝撃だった。

なぜなら、処理していない女性の「ワキ毛」を見たからだ。

正直言って「気持ち悪い!!」って思ったね。こういうのが好きな人もいるんだろうけど、僕には到底受け入れることができなかったんだ。

だって、女性はムダ毛の処理をキチンとしていて欲しいという個人的な願望があるからね。

村西監督についてもっと知りたい人は、Netflixで制作・配信された『全裸監督』を観てほしい。ノンフィクションで面白かったよ。

引用:3分で振り返る『全裸監督 シーズン1』 | Netflix Japan

それからも、黒木香に続けと言わんばかりに過剰な痴態表現を見せることを売り物にする女優たちが次々と登場して成功を収めた。

大根やキュウリ、ニンジンなどの異物挿入やペニスの2本同時挿入など、過激な性戯に挑戦する女優まで現れたんだ。

1989年の4月には人気女性週刊誌『an・an』にて、「SEXで、きれいになる」とキャッチコピーが打たれた特集が組まれると、女性の性に対する意識変化が起こり、アダルトビデオ業界にも林由美香や樹まり子といった自主的に「本番出演」を選択する女優が次々と登場し始める。

また、早見瞳のような一旦引退したソフトポルノ女優の本番路線への転向がブームとなり、人気を博していく。

今度は本番! 早見瞳
引用:arzon

この時代、様々なジャンルのアダルトビデオが誕生していった。

例えば、1989年6月から発売された『アクションビデオ ビデオギャルやりませんか』というシリーズは、街角で女性をスカウトしてホテルに連れ込んで性交渉に至る過程をおさめたもので、「素人もの」と呼ばれるジャンルの嚆矢となる。

ビデギャルやりませんか 仙台編
引用:駿河屋 – ビデギャルやりませんか? 仙台編

このシリーズ作品は、素人の女性に街角で声をかけて出演させているので、AV女優を抱えるプロダクションを通す必要がなく、出演料を低く抑えることが可能となった。

さらに、今まで謎めいていたアダルトビデオの制作部分を公開することで視聴者の好奇心を掻き立て、瞬く間に一大ジャンルを築き上げることに成功したんだ。

90年代に入ると、Gスポットを刺激された際におきる「潮吹き」を、沖田ゆかりが『いんらんパフォーマンス 色即是空』とう作品で見せて一世風靡し、本番をしない美少女系の女優たちにも影響をあたえていった。

いんらんパフォーマンス 色即是空
引用:FANZA

潮を吹かせるという演出はこの時期から、アダルトビデオを制作する上で代表的な手法の一つとして定着していく。

一方、アダルトビデオの盛り上がりと共に乱立したレンタルビデオショップは飽和状態となり、激しい価格競争が発生。

1本1,000円前後だったレンタル料金はみるみる下落して、100円の店まで現れたんだ。

追い詰められた個人経営のレンタルビデオショップが価格競争を有利に進めている大型チェーンに対抗するために生き残りをかけてとった戦略というのは、「日本ビデオ倫理協会」の審査を受けていない作品を店頭に並べるというものだった。

モザイクが薄くて、性器の透過性の高い「シースルービデオ」と呼ばれたこの作品はアダルトビデオファンから圧倒的な支持を集め、大成功を収める。

しかし、こうした商品の中には違法な「無修正ビデオ」なども多く含まれていたため、警察はレンタルビデオ店を「わいせつ物」の頒布で度々摘発していったんだ。

この90年代というのは、AV界に「ハメ撮り」というジャンルを定着させた第一人者でもあるカンパニー松尾や、社会風刺を題材としてAV作品を手掛るバクシーシ山下といった、映像の斬新さを追求していく監督が登場した時代でもあった。

記憶に残っている作品はまだまだある。

歌手としてデビューした後にアダルトビデオに出演した葉山レイコの『処女宮 うぶ毛のヴィーナス』は大ヒットし、A級ルックス女優のソフトポルノ路線を再び盛り上げた。

処女宮 うぶ毛のヴィーナス
引用:懐かしのAV女優達 妖艶な女神

1990年、葉山のヒットを機にソフトポルノ路線に特化した芳友舎は、星野ひかる、浅倉舞、白石ひとみなどの美人女優を次々とデビューさせ、業界シェアを飛躍的に拡大させる。

宇宙企画やアリスJAPANといったレーベルもこの動きに追随し、青山ちはる、沢木まりえ、朝岡実嶺といった人気女優を輩出。

1992年にデビューした飯島愛は「Tバックの女王」と呼ばれ、こうした潮流のひとつの終着点ともいえるほどの人気を博すことになった。

先行して出演していた深夜のテレビ番組『ギルガメッシュないと』との相乗効果もあり、飯島の作品は爆発的な売れ行きを残し、こうした「ヌードの仕事をするアイドル」の激しい争奪戦が繰り広げられると同時に、ジャパンポルノそのものをより大衆的な商品へと変化させた。

これは、無名な女優が出演してハードコアをする作品と、有名な女優が出演し、ソフトコアをする作品との市場構造そのものの分断を意味することになっていく。

フラッシュパラダイス 飯島愛
引用:FANZA

2000年代に入ると「激薄ビデオ」と呼ばれるモザイクの一辺が1mm以下のものが登場し、セルビデオブームが到来。

セルビデオというのは、販売を目的として作られたアダルトビデオのことで、今までのレンタル用のアダルトビデオとは全く違った流通経路を持った作品のことだ。

この時期、業績を伸ばしたのがソフトオンデマンドや桃太郎映像出版などのメーカー。

ソフトオンデマンドで統括プロデューサーを務めていた高橋がなりのマスコミへの積極的なアプローチにより、アンダーグラウンドイメージの強いビデオメーカーのイメージ払拭に成功。

セルビデオは大流行を見せ、90年代後半には3,000とも5,000とも言われる販売店の数にまで膨れ上がっていった。

高橋は旧態依然のアダルトビデオ業界の体制に一石を投じて、新たな審査団体メディア倫理協会を設立。

後の新審査機関設立の潮流を作り上げてしまう。

2005年になると、元タレントの「麻美ゆま」がデビュー。

新人×ギリギリモザイク 麻美ゆま ギリギリモザイク
引用:FANZA

そして2006年には元アイドルの範田紗々がAVタイトルに初めて「芸能人」と銘打たれた作品でデビューし、芸能人AVブームが巻き起こる。

芸能人デビュー 範田紗々
引用:FANZA

2008年4月、テレビ東京の深夜バラエティ番組『おねがい!マスカット』でAV女優を含むアイドルユニット、恵比寿マスカッツが結成され、芸能界とアダルトビデオ業界との境界線が低くなっていった。

恵比寿マスカッツ
引用:恵比寿マスカッツ公式サイト

インターネットの利用者数が初めて9000万人を突破し、光回線の利用率が全世帯の約4割に達したこの頃。

セルビデオで名を挙げたソフトオンデマンド、DMMグループ(現:FANZA)、MGSは、各社ともに動画配信事業を開始。

動画配信サービス時代の幕開けとなった。

2010年代後半には各動画配信業者が「定額見放題」のサブスクリプションサービスを開始。

2016年、大手動画配信サイトのFANZAはVRに対応したアダルト動画配信を開始。

2019年、アダルトビデオメーカーの「ドグマ」がFANZAで4K作品のリリースを開始。

2021年、アイデアポケット、PREMIUMなどのメーカーから初のUltra HD Blu-ray規格のソフトが発売される。

以上で日本のアダルトビデオの歴史説明を終わるね。

ピンク映画として産声を上げ、「ポルノビデオ」と呼ばれるようになり、アダルトビデオになっていったジャパニーズポルノは、様々なメーカー、監督、女優たちの活躍により個性的な作品を次々と生み出しながら現在も進化を続けている。

AV女優(セクシー女優)のランクについて

ここでは、日本におけるAV女優(セクシー女優)のランクについて解説しておこう。

AV女優のランクは大きく分けて3つ。

1つは、「単体女優(専属女優)」

単体女優とは制作会社の専属AV女優のことで、まさにAVの花形と言っても過言ではない。AV女優が1万人以上いると言われている中、『単体女優』はランク、ギャラ共にトップに位置している。

ギャラは1作品で「50~300万円」、レベルによってかなり幅が広い。

個人的にヌケる専属女優は「河北彩花」。

FANZA発表の2022年上半期AV女優ランキングでも1位になっている非の打ち所がない女優だ。

ALL NUDE 河北彩花
引用:FANZA

2つめは、「企画単体女優」

企画単体女優は、通称キカタンといわれている。このランクは、専属女優に次ぐものとされているが、専属よりもこちらの方がいいという女優は少なくない。

その理由は、契約による出演制限がないので、努力次第ではいくらでも作品に出演できるからだ。

ただし、制作側からのオファーがないと、出演したくてもできない。

ギャラは1作品で「10~50万円」くらい。

個人的にヌケるキカタン女優は“世界のハタノ”こと「波多野結衣」。

彼女の出演作品は3400本を超えている。

熱帯夜 波多野結衣
引用:FANZA

3つめは、「企画女優」

AV女優の底辺と言われている企画女優は、アルバイト感覚でやっている無名女優がほとんど。

名前だけで作品が売れるということがないので、女優名を出さない素人モノのアダルトビデオに多く出演している。

ギャラは安価で数万円ということもあり、内容も過激な作品が多いことから、最も割に合わないランクだ。

ギャラは1作品で「3~10万円」くらい。

簡単にまとめると、「単体女優(専属女優)」は毎月収入が安定していて1作品あたりのギャラが高い。

「企画単体(キカタン)女優」は、自分のペースで稼げて、有名になると単体と変わらない収入を得ることだって可能になる。

「企画女優」はギャラが一番低くてオファーも不安定なので、アルバイト感覚の副業としては最適だ。

以上、AV女優(セクシー女優)のランク説明を終わる。

日本のアダルトビデオは海外にどれだけ人気があるのか

次に、日本のアダルトビデオが海外の人たちにどれだけ人気があるのか、そして認識の違いについてさらに詳しく説明していこう。

冒頭でも触れたとおり、世界最大のポルノムービーサイトである「Pornhub」で最も検索された単語が、「Japanese」と「Hentai」だ。

ちなみに「Hentai」という意味は、日本と海外とでは認識が違っていてね。

日本でいう「Hentai」は、下半身を露出して女性に見せつけたり、痴漢行為でしか興奮できなかったりという異常な性癖や性欲の持ち主のことを指すんだけど、海外での「Hentai」というのは、アダルト変態アニメのことを指しているんだ。

説明しておかないと、もし海外の友人が、「昨日、Hentai見たけど面白かったよ」ってアダルトアニメのことを言っているのに、あなたが日本人なら「どんな変態だったんだ?警察には通報したのか?犯人は捕まったのか?」って思ってしまうからね。笑

少し話が逸れたから元に戻そう。

2007年にカナダのモントリオールでサービスを開始したPORNHUBは、現在世界中に展開していて、圧倒的な人気を誇っていることは周知の事実。

そんなPORNHUBが発表した2017年の統計によると、香港からのサイト内検索でも「日本」が最多となっていて、カテゴリー別では「Hentai」が最も多かった。

このことから、香港の人たちがPornhubでいちばん観ているのは日本の変態アニメだということがわかっているんだ。

さらに2019年、国別のアクセスランキングでサイト訪問時間の長さが世界一だった“タイ”でも日本のポルノ動画が一番人気があり、ほとんどのタイ人は「イク、イク」という日本語を知っていて、ジャパニーズポルノに愛着を感じているらしい。

PORNHUB以外のデータでも、個人のAV女優にフォーカスしてみると、中国・韓国などの東アジア諸国では、「蒼井そら」が国民的人気を獲得していて、特に中国の男性ユーザー達は、彼女のことを女神様や性の師匠と呼んでいる。

蒼井そら 写真集「Sky blue ~elegant~」
引用:Amazon

さらに中国版のツイッターと呼ばれる“新浪微博”では、彼女のフォロワー数は2014年12月の時点で1500万人を突破してるんだ。

「蒼井そら」と同じくらい有名なのが、”世界のハタノ”こと「波多野結衣」。

彼女は台湾で爆発的な人気を博していて、台湾映画に出演するなどグローバルに活躍している。

アジア諸国だけにはとどまらす、日本のアダルトビデオはJapornと括ってジャンル化され、さらに、日本産のアダルトコンテンツを総称して「Hentai」と呼ぶのも今や世界共通語となりつつある。

ちなみに「Hentai」だけじゃない、「Bukkake」もそうだ。

マニアの人は知ってのとおり、日本における「Bukkake」というのは、数名の男優が女優の顔や身体に次々と精液をかけていく行為なんだけど、この日本独自の演出は、今や「Bukkake」という呼称で、欧米で広く伝わる言葉となっている。

日本人の男子は、もし海外のガールフレンドと日本の蕎麦屋やうどん屋さんに一緒に行くことになったとき、いくら美味しいメニューだからといっても、「ぶっかけうどんください」「ぶっかけそばください」なんて言ったらダメだよ。確実に軽蔑されるからね。笑

どうだったかな。

でも、これで日本のアダルトビデオが海外でどれほど人気があるのかがわかってもらえたと思う。

日本には何故こんなにもAV女優(セクシー女優)が多いのか

年間1,000人以上、多い年には3,000人以上もデビューすると言われているAV女優たち。

正直言って、この数の多さには僕も驚いている。

なぜなら、もともと日本人女性というのは、自分の裸をカメラの前で晒し、その映像を全世界に発信するような人種ではなかったからだ。

例えば、女子サッカーの日本代表チームの愛称で使用されている「なでしこジャパン」の“なでしこ”は、そもそも「やまとなでしこ」という言葉からきていて、これは日本人女性の美称でもある。

要するに、この言葉が意味するものは、態度や表情が穏やかで、容姿端麗、清楚で言葉使いが美しく、奥ゆかしくて恥じらいがあって男を立てる女性のことを指している。

昔からこういった女性こそが本来の日本人としてあるべき姿だと言われているんだ。

歴史を少しさかのぼってみてもよくわかる。

例えば、古くから日本で愛用されている振袖。

振袖を着た日本女性
引用:パクタソ

振袖というのは、身頃と袖との縫いつけ部分をなくして「振り」の部分を作った、着物のことを言うんだけど、江戸末期の1867年ごろから未婚女性が振袖の袖を振る事が、求愛の意思表示として使われるようになっていったんだ。

想いを伝えたい時、もしくは求愛された場合、言葉じゃなくて、振袖を前後に振ると「嫌い」。

左右に振ると「好き」という風に、若い女性が言葉で伝えられない恥じらいのある恋の仕草だったってわけ。

振袖もそうだけど、この時代は、着物の裾がはだけて「ふくらはぎ」が少し見えただけでも“はしたない”とされた時代だったからね。

今の“へそ出しルック”や露出多めのミニスカートなんて昔の人は絶対に考えられないだろう。

ちなみに、現代の恋愛事情における「振った」とか、「振られた」などの語源は、この振袖からきているんだ。

昔はこんなにも健気でしおらしかった日本の女性たちは、なぜ今になって、次々とAV女優としてデビューしていくのか。

一言で言ってしまえば、時代が変わったから。ということになるが、これだけではさすがにざっくりとし過ぎだ。

だから、歴史も踏まえながら簡単に説明していこう。

1467年から発生した応仁の乱、戦国時代、第二次世界大戦と戦争が続いていた昔の日本では腕力のある男性が重宝されていた。

このことにより、女性は長いあいだ虐げられてきたんだ。

しかし、戦争が終結すると、GHQの働きかけもあり、少しずつ変化が訪れる。

広島 原爆ドーム
引用:パクタソ

まずは、学校教育。

今までは、男性と女性は別々の学校や教室で、授業内容も分けられていたんだけど、男女共学になっていった。

戦争があった時代は、男性のみエリート教育を施し、女性にはその必要がないとされていたから学ばせる場所を別々にしていたってわけだ。

ちなみにそのなごりが未だに残っているのが、男子校や女子校。

そして、1972年、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律ができる。これが「男女雇用機会均等法」だ。

このことにより、女性の社会進出が少しずつ増えていった。

結婚したら女性は家にいて、家事と子育てに専念するものだという考え方が少しずつ変わっていったんだ。

可愛い赤ちゃん
引用:パクタソ

戦争がなくなると男の力仕事が減り、女性の活躍が目立っていく。

男が弱くなって、女性が強くなっていったのもこのころから。

戦後、経済成長を遂げた日本では、ものづくり一つとってみても、「つくれば売れる。売れれば儲かる」という時代に突入し。あっという間に先進国の仲間入りを果たした。

豊かになると、戦争の痛みも忘れ、貞操もゆるみ、倫理観も大和撫子としてのプライドもなくなっていく。

1986年からバブル景気に湧き上がった日本ではディスコが大流行し、ボディコン姿の女性客がお立ち台の上でパンツ丸出しで踊りまくっていた。

ジュリアナ東京 お立ち台
引用:サクラ【Twitter】

90年代に入ると、外国人男性と簡単にSEXする女性が増え、そういった若い女性のことを「イエローキャブ」と呼ぶようになっていく。

ここまでくると、もう「やまとなでしこ」と呼ばれた日本女性の姿なんて、どこにも存在していない。

さらに、インターネットが普及し、2014年にInstagramの日本語アカウントが開設されると、インスタ映えなどという言葉とともに、可愛い服、高級アクセサリーやブランド品、バックや高級車などの憧れ、所有欲を満たそうとする若い女性が増えて、それらを身に着けることで周りから注目されたい、SNS上での「いいね」が欲しい、「他人から認められたい」という承認欲求が強くなり、お金を手に入れることでそれらすべてを満たそうと簡単に体を売っていったんだ。

要するに、インターネット上でなりふり構わず女同士の自慢や自己主張の競争がはじまったってわけ。

さらに、AV女優を主とした恵比寿マスカッツなどのアイドルユニットも登場し、昔ながらのポルノ女優という昭和で暗いイメージは払拭されていく。

こうなってくると、気軽にAV女優になろうとする女性があとをたたなくなり、多い月で300人以上がデビューするようになっていった。

もっと言うと、親と子の関係性にも変化が起きている。

ひと昔前なら、AV女優になろうとする自分の娘がいたら必死で止める親がほとんどだったのに、最近では逆に応援しながら娘からお金を受け取っている親までいる。

僕の知り合いのAV女優も親公認らしく、彼女の出演料で車を買ったらしい。

そういえば、ある有名AV女優のYouTubeに、本人の親が顔を晒して出演していたこともあったね。

なぜ、こんなにも多種多様な人間が存在する日本になってしまったのだろうか。

確かに江戸時代には、貧しさのあまり娘を遊郭などに売ることが普通におこなわれていたが、公的扶助制度のある現代では理解に苦しむところがある。

温泉遊郭の遊女 ~女郎あやねの一生~ 悠木あやね
引用:FANZA

少しずつ自由な生き方が認められるようになっていき、どんな仕事で稼いだお金でも、お金はお金。そのお金には、何の罪もなく、キレイも汚いもないんだという風潮になっていったことはわかるが、僕の推測では、「アナと雪の女王」の放映から流れがさらに加速した気がする。

この映画を観た人は「レット・イット・ゴー~ありのままで~」という歌を覚えているだろうか。

引用:DisneyMusicJapanVEVO – YouTube

この歌を聴いて「ありのままの自分でいいんだ。もう何も恐くない!」と、AV女優になることを決意した女性は確実に増えたと思う。

その証拠に、処女のままデビューしたり、お金のためじゃなくて、“イク”ということを体験したくてデビューしたり、3Pに興味があったり、フェラが上手くなりたかったりと、様々な理由でAV女優になっていく女性が増えたからだ。

戦争が起こっていた時代、敵兵から強姦される前に自決したり、味方である男達の手によって「純潔を守れ」という理由で殺されることがあった日本人女性。

そんな高潔な女性は残念ながら少なくなってきている。

とにかく、自分が生きたいように生きるというのが今の時代の生き様のようだ。

現代のネット社会では、一度でもデビューしてしまったら、永遠にその映像は残ってしまう。
そんなリスクを考えずに気軽に出演している女性が増えた。

Kei

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幼少の頃から父親の隠してあったエロ動画をコッソリ観ていた僕は、大人になった今でも給与の大半をつぎ込みながら年間1000本以上のエロ動画を観まくっていてね。そ...

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